ヒゲと云えば、ダリかな。

男は基本的に毎日ヒゲを剃る。

人にもよるだろうが、中学生くらいからヒゲを剃り始める。

おれも中学生になってからヒゲを剃り始めた。

最初はどうやって処理していいのか皆目見当も付かなかったが、三つ上の兄がいたので、兄のマネをしてT字のカミソリを使い始めた。

とりあえず見ようみまねでヒゲを剃ってみたところ

血だらけである

ヒゲを伸ばしたままだと、周りの目が気になりストレスになる。しかし、ヒゲを剃れば血だらけになり、ヒリヒリしてストレスになる。行くもストレス引くもストレスだ。

そこで、ひげ剃りジェルを購入し、それを付けて剃ってみたり、風呂上がりに剃った方がヒゲが柔らかくなっているので良いという情報を聞けばその通りにしてみたりと、いろいろと工夫をした。

その努力のおかげで、血だらけになることはなくなったが、依然としてヒリヒリ感があって、気になる、ストレスだ――という日々が何年も続いた。

ヒゲストレスのせいでおれは学校生活に集中できなかった。おれの青春の何割かは、ヒゲストレスに奪われた。もう、青春は戻らない。

おれが言っていることは大げさじゃない。

毎日、毎時間、毎分、毎秒、常にヒゲからストレスを浴びせられて、まともに思考できるだろうか? 友達と笑いながら会話できるだろうか? 夢を追いかけられるだろうか?

できないんだよ。少なくとも、おれには無理だった。

おれはストレスに青春を奪われた。ストレス戦士の諸君らには、ストレスに青春を奪われて欲しくないのだ。

だから、戦って欲しい。ストレスと戦って欲しい。

ヒゲとフィリップスの電気シェーバーの話に続く

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