ストレスに人生を奪われるな! ストレスと戦え!

おれは今、十万円もする超高級なスラックスを穿いて仕事をしている。

別に、高級なメーカー品だとか、そういうわけではない。

今のスラックスに出会うまでに十万円を消費したという意味だ。

実際は一つ五千円くらいの普通のスラックスだ。

今穿いているスラックスの背後に、買ったけど穿かずに捨てたスラックスが少なくとも十四着ある。

思い出すだけで吐き気がしてきた(´д`)

さて、気を取り直して。

なぜ、おれは十四着ものスラックスを捨てたのか? その理由は

裾の長さが合わなかったからだ

そもそもなぜスラックスが必要だったかというと、仕事で使うからだ。

本来であれば、スーツ屋さんに行って、裾上げをしてもらうのが正しかったのだろう。

しかし、おれはスーツ屋さんに行くのがめんどくさかった。そこで、ネットでスラックスを買うことにした。それがそもそもの間違いだった。

おれは、自分で股下の長さを測り、その長さで裾上げしてもらってから、商品を送ってもらった。

数週間後商品が届き、それを穿いてみた。

「あれ? ちょっと、裾が長いぞ……」

スラックの裾が微妙に長くて、気になって、ストレスで、仕事に集中できなかった。さらに、なんで長さを間違えてしまったのだろうかと後悔し、さらにストレスが加速した。負のスパイラルである。

しかも、おれは一度に七つのスラックスを買っていた。一週間分である。その七つ、全部パーである。

しかし、おれはめげない男。

今度は失敗を活かして、前回よりも短い股下の長さで発注をした。

数週間後、商品が届いた。おれは早速穿いてみた。

「あれ? スラックスの裾、短くないか?」

こんどは短かった。裾が短いのが気になって、ストレスで、まったく仕事に集中できなかった。また失敗してしまったと後悔して、ストレスがさらに加速した。

しかも、今回も七つまとめて買っていた。七つすべて廃棄である。

もう、心も体もボロボロである。今思い出すだけで死にたくなる。もうやだ! このポンコツ人間!

でも、おれはめげなかった!

今度こそ絶対に大丈夫だという確信と共に、もう一度、ネットでスラックスを注文した。(いいかげん、ネット注文はやめてスーツ屋に行け! という声は聞こえないことにする)

一週間後、また商品が届く。おそるおそる届いたスラックスを穿く。

「よし、裾の長さはばっちりだぁ!」

長い戦いであった。

おれは十万円以上のお金と半年近い時間をこのスラックスの裾の長さストレスで失った。

しかし、最終的には勝ったのだ!

あの日以来、スラックスの裾の長さストレスにおれの人生は奪われていない。

諸君、ストレスと戦うということは、こういうことだ。

ただし、これはおれの戦い方だ。けして、マネしないように。

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