これでも一応、薬剤師なの。

おれは薬剤師だ。

時々、薬剤師ってどうなの? とか、薬剤師になりたいんですけど、実際働いてみるとどうなんですか? といった質問をされることがある。

そんなとき、おれは決まってこう答える。

薬剤師という仕事はおすすめできないが、薬学という学問は素晴らしい

薬剤師という仕事は、判断を迫られる。それも、正しい判断を。

正しい判断をするためには、正しい情報が必要になる。

しかし、正しい情報を得るということは、結構難しい。正しい情報がどうしても入手できないときもある。そういうときにどうすればいいのか? どういう判断をくだせばいいのか? と考えるのが、正直しんどい。

薬剤師の判断には責任があるからだ。

ヘタなことは言えないが、正しい情報が足りないのでわかりませんでは薬剤師の意味がなくなる。

それに、時間がない。薬剤師の仕事は時間との戦いだ。時間がない中で、正確な判断をすることは、実際かなり難しい。

さらに、患者さんに説明をして、理解してもらわなければならない。これも大変なことだ。

なぜなら、医学的・薬学的知識の”前提”がある薬剤師と、そういった”前提”がない患者さんでは、話が合わないからだ。

患者さんから見たら、簡単にできそうなことでも、薬剤師からしたら、すごく複雑で判断に苦慮することもある。それを患者さんに、数分で説明しなければならないのだ。

こっちは六年間も大学で勉強してようやくその複雑さを理解してるんじゃい! それを数分で患者さんに理解させるということ自体、無理ゲーなんじゃい!

と、愚痴をこぼしたくなーるのであーる。

とまぁ、これは理由の一部でしかないが、とにかく薬剤師という仕事はおすすめしない。

でも、薬学を学ぶことは強くおすすめする。

薬学は本当に素晴らしい。できることなら、もう一度大学に戻って勉強したいと思っている。

薬学は本当にたくさんのことを広く学べる。

生物学、機能形態学、薬理学、統計学、物理学、英語、薬物動態学、法律(薬事法)、生理学、疾病病理学、倫理、有機化学、公衆衛生学、漢方などなど。

どうして薬が効くのか?

人間の体はどういう仕組みで動いているのか?

体を正しく機能させるためには何が必要で何が邪魔なのか?

それらを理解することは、人生を生きる上で絶対に君を助けてくれる。

素晴らしい人生を生きるためには、『薬学』で学べる知識が必要不可欠なのだ。

おれ自身、ストレスとの戦いに、薬学の知識をフル活用している。

高校の必須科目に『薬学』があればいいのにと思う。

将来のことを考えている若い諸君、薬学を学べ。そして、薬剤師にはなるな。

武運を祈る。

すごーく簡潔に、薬剤師のなり方について話す二続く

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